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預貯金相続手続きの詳細解説と必要書類
相続手続きのステップと必要書類
預貯金の相続は、遺された家族にとって避けては通れない大事な手続きの一つです。ここでは、相続手続きについてさらに詳細を述べましょう。
相続手続きのステップ
1. 相続の開始と確認:
故人が亡くなったことにより、相続が開始します。まず、故人の戸籍謄本や死亡証明書を取得し、相続人が誰であるかを確認します。
2. 遺言書の有無の確認:
故人が遺言書を残している場合は、その内容に従って手続きを進めます。遺言書があれば、その検認が必要になります。
3. 相続人の合意形成:
遺言書がない場合、相続人全員で遺産分割協議を行い、誰がどの財産を相続するかを決定します。
4. 遺産分割協議書の作成:
相続人間の合意が得られたら、その内容を遺産分割協議書に記載し、全員の署名押印を得ます。
5. 金融機関への手続き:
遺言書や遺産分割協議書をもって、故人名義の預貯金がある金融機関に手続きを行います。
必要となる主な書類
戸籍謄本・戸籍抄本:
故人の戸籍謄本と、相続人の戸籍謄本が必要です。これにより、法定相続人であることを証明します。
遺言書:
公正証書遺言の場合は、公証人役場から遺言書の正本を請求します。自筆遺言の場合は、家庭裁判所で検認手続きを行います。
遺産分割協議書:
相続人全員の合意が記載され、署名押印されたものです。
印鑑証明書:
相続人の印鑑証明書が必要です。通常、3ヶ月以内に発行されたものが有効です。
実印:
相続人が金融機関に提出する際に、確認のため必要です。
金融機関の書類:
故人の通帳、キャッシュカード、証券などの金融資産に関する書類。
相続手続きの注意点と相続税について
注意点
税務に関する手続き:
相続税の申告が必要な場合は、遺産の総額に応じて申告・納税が必要です。
遺産の範囲:
預貯金のほかにも、不動産、株式、車両、個人間の貸し借りなど、故人名義の資産全てが遺産に含まれます。
専門家への相談:
相続手続きは複雑な場合が多いので、不明な点や手続きに困った際は、税理士や弁護士、司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。
相続税について
相続税は、相続によって得た財産の総額が法定の基礎控除額を超える場合に課税されます。相続税の申告は、相続開始を知った日から10ヶ月以内に行う必要があります。相続税の計算は複雑であり、遺産の評価方法や控除額、税率なども考慮する必要があるため、税理士などの専門家のアドバイスを受けることが重要です。
まとめ
相続手続きは、多くの書類が関わり、法的な手続きが必要なため、複雑で時間がかかることがあります。また、相続人間の合意形成が難しい場合もあります。そのため、故人の意思がはっきりとした遺言書によって示されている場合でも、正しい手続きを行うことが不可欠です。 相続は、故人の最後の意思を尊重し、遺された財産を適切に分配することを目的としています。相続人としては、故人の意思を確認し、適切な手続きを通じて責任を果たすことが求められます。相続手続きには細心の注意を払い、必要であれば専門家のアドバイスを仰ぐことで、スムーズに手続きを進めることができるでしょう。
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